押絵羽子板って何?
簡単に説明させていただきます。
始めに下図(押絵の元になる設計図)をデッサンします羽子板に付ける時は羽子板の形がキャンバスになるわけです。
デッサンを実線に変換します、実線で囲まれた部分が全てひとつのパーツになるわけです、そこから各パーツの元型を組み立てる時のノリしろを割り出しながら作ります、その元型をもとに厚紙で型紙を切り出します。
生地を決め、型紙より一回り大きく切り(パーツの厚さに応じて変わります)その型紙との間に綿を挟み厚みを調整しながら生地を厚紙側にコテなどを使い包みます、
外周を全て包んだらひとつのパーツの完成です。 各パーツを図紙の上で組み立ていきます、近年はグルーガンを使うことが多くなりました。
お顔や手などもこの工程で作った各パーツに胡粉を塗り(ブログ内の「お顔の胡粉塗り」をご覧ください)その上にお顔などを描いていきます。
このような工程を経て出来上がった「押絵」を桐板の羽子板に張り付けて押絵羽子板の完成になります。