似顔絵 変わり羽子板
ご家族やお好きな方のショット(デジタルでもアナログでも結構です)をお預かりします、当ブログ内「押絵羽子板って何?」で紹介させて頂いた押絵の様々な工程を経て制作をする全てハンドメイドの一品物になります。
「Portrait Hagoita」ではお顔に胡粉は使わず、ちりめん生地の風合いを残し、独自の技法で生地に直接 似顔絵を描きます。組み立て完成した押絵人形を厚さ12ミリの本桐羽子板に張り付け、柄の部位にお名前を入れた柄巻きを巻いて完成です。制作期間は約一週間です。
"Portrait Hagoita"は10号サイズ(約30センチ)のみになります。料金は12000円〜になります。
Portrait Hagoitaの他にもメデイアなどで時々見かける胡粉仕上げのお顔に写実に描く本格的な似顔羽子板の制作も承ります。
以前手掛けた作品の一例です。 メールや電話でお気軽にお問い合わせ下さい。
押絵羽子板って何?
簡単に説明させていただきます。
始めに下図(押絵の元になる設計図)をデッサンします羽子板に付ける時は羽子板の形がキャンバスになるわけです。
デッサンを実線に変換します、実線で囲まれた部分が全てひとつのパーツになるわけです、そこから各パーツの元型を組み立てる時のノリしろを割り出しながら作ります、その元型をもとに厚紙で型紙を切り出します。
生地を決め、型紙より一回り大きく切り(パーツの厚さに応じて変わります)その型紙との間に綿を挟み厚みを調整しながら生地を厚紙側にコテなどを使い包みます、
外周を全て包んだらひとつのパーツの完成です。 各パーツを図紙の上で組み立ていきます、近年はグルーガンを使うことが多くなりました。
お顔や手などもこの工程で作った各パーツに胡粉を塗り(ブログ内の「お顔の胡粉塗り」をご覧ください)その上にお顔などを描いていきます。
このような工程を経て出来上がった「押絵」を桐板の羽子板に張り付けて押絵羽子板の完成になります。
武将兜押絵羽子板
シンプルでいて、それでいて目や口の独特な表情を出したくて構造にこだわりました。
我が家の猫物語
6年前、三びきの子猫(生後2ヶ月くらい)を連れて痩せこけたお母さん猫が我が家の庭にやってきました、写真のように与えたキャットフードも自分は食べずに子供達優先で食べさせていました。
実は、このほんのひと月ほど前、飼っていた愛猫(アーちゃん)を突然のアクシデント(玄関先の道路で車に…一瞬の出来事でした)で失い、猫のねの字も口に出せなかった家族、傷心の真っ只中でした。そんなある日、庭に…三匹の子を連れたお母さん猫が…❗️二日もすると、子猫が一匹見当たらないと大騒ぎして近所を探しまわる始末、結局、親子全員を保護、その日のうちに動物病院へ、全員が我が家の一員になりました^_^ はじめ母猫は2代目アーちゃんとしましたが、すぐに改名「カンチャン」としました。
家に来た当時の子供達、痩せこけた身体でも必死で授乳してるお母さんの姿に、母親って凄いなって…心打たれました 。 2年ほどしてお母さんのカンチャンに腎臓の病気が発覚、先生の話では手遅れでした、子供達の成長を見届けたのかな…。もしかしたら、すがる思いに取り憑かれたように一週間必死の看病、しかし叶わず、私の手の中でカンちゃんは天国へ旅立ちました。そうそう、当時は犬も同居してました、昨年春に天寿を全うし他界したコーギー犬「フィル君」とも、末っ子?の「カブ」は仲良しでした。
お母さんを失くしてからの子供達はヤンチャで元気に育っています、三びき三様、個性を精一杯発揮して私達家族に幸せな時をもたらしてくれています。
勿論、玄関の扉は常時施錠確認です、アーちゃんの悪夢だけは繰り返したくないですから。
2人のひ孫ちゃん。
90代の元気なおじいちゃまの依頼で制作させて頂きました。
引き渡しの時、目を細め大変喜んで頂けたのが作り手の幸せの時ですね。
似顔羽子板 Portrait Hagoita
こんなん作って応援してますけど、相変わらず世界の壁は厚いですね…全米オープン、2人の躍進楽しみですね。高さ約30センチです。